現役パパ看護師が公衆衛生大学院(MPH)を目指す!

都内小児集中治療室に勤務する現役看護師が、公衆衛生修士Master of public healthを目指します。

娘のお宮参りに行ってきました!



今日は、私の入試のために2ヶ月遅れてしまった娘のお宮参りをさせていただきました。

お宮参りとは、住んでいる土地の神様に赤ちゃんが生まれてから一ヶ月が経ったときに挨拶する儀式です。出産前に安産祈願に神社に行くのが一般的ですが、その神社に「無事に産まれました」とお礼と報告に行くようなイメージです。



文化とは面白いものです。辞書で引いてみると、”文化〔culture〕とは社会を構成する人々によって習得・共有・伝達される行動様式ないし生活様式の総体。言語・習俗・道徳・宗教,種々の制度などはその具体例。”とあります。

子供を守るのは誰の役割でしょうか?
おそらくそれは、基本的には両親の役割で、神様の役割ではありません。子供に何か予期せぬ事故があったときに、その責任は神様でなく、親にあるからです。子供が風邪にかかったからと言って、それを神様のせいにはできないですもんね。ともすると、神様にお願いしなくても、親が子供を守れればそれでいいという考え方が成立するかもしれません。


私たち夫婦は無宗教で、神様は絶対にいるとか、神様なんかいないとか、正直どっちでもいいと思っています。


ではなぜ、神社に行ってお宮参りのような儀式をするのでしょうか?
日本の文化において、それが古くから根付いたもので、そうすることで「神様に守っていただいている」というなんとなくの精神的な安心感が生まれるのかもしれません。また、「日本の文化にしたがっている」という、その行動をとることで、日本という社会の一因であるという安心も得られるのかもしれません。マズローでいう、社会的欲求というやつですね。


安心感とか、精神的な安定というのは、人々の健康において非常に重要な要素となります。
WHOは健康の定義を「単に疾病でないというだけでなく、身体的・精神的・社会的に安寧な状態」としています。


無宗教であったり、神様を信じるとか信じないとかに関わらず、このような儀式を通して、子を守る親が精神的・社会的に安定した状態にあろうとすることは、健康にとって良いことであるのかもしれません。

そんなことを考えながら、娘と家族ととても穏やかな良い時間を過ごすことができました。